プラスチック専門用語集

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た行

耐候性

プラスチックが屋外で使用される場合の日光、風雨、暑さ、寒さなど天候条件に対する耐性の事

タンカル

炭酸カルシウム(CaCO3)の略 石灰石や牡蠣殻などを粉砕したものでプラスチック原料の物性改良剤として使われています。電子レンジで使用する容器の原料に添加されています。

ダイオキシン

ダイオキシンとは、有機塩素化合物の一種であるポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)の略称です。特に250~400℃の比較的低温で、有機塩素を含むプラスチックを不完全燃焼すると発生しやすく、毒性が強く自然界で分解しにくいといった特徴があります。1990年に厚生省により「ダイオキシン類発生防止等ガイドライン」がまとめられました。

ダイフロン(3F)

=PCTFE (ポリクロロ・トリフルオロ・エチレン)射出 ・押出 ・圧縮の各成形により、任意の形状の製品に加工出来、機械的性質等は、4F(PTFE)によく似ているフッ素樹脂の一つです。3F(ダイフロン)の最大の特長は、優れた耐薬品特性で、その他に高い引張り強さ ・耐熱性 ・透明性も併せ持っている為、化学工場の液面形 ・液体導入パイプ ・腐食性薬品の導管等の用途に利用されています。

超音波溶着

超音波エネルギーを発生させ、振動を対象素材に伝えることで強力な摩擦熱を発生させることで溶着させる加工です。

20キロヘルツ以上の周波数を誇るため、独特な高周波音が発生します。

超高分子量ポリエチレン

超高分子量ポリエチレン(Ultra High Molecular Weight Polyethylene-UHPEまたはUHMWPE)は、通常2~30万の分子量を100~700万まで高めたポリエチレンです。熱可塑性樹脂に分類される合成樹脂であり、スーパーエンジニアリングプラスチックのひとつとみなされています。

低密度ポリエチレン

低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene-LDPEまたはPE-LD)は、繰り返し単位のエチレンがランダムに分岐を持って結合した、結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。他のポリエチレンと比較し軟らかい性質から軟質ポリエチレン、製法から高圧法ポリエチレンとも呼ばれます。旧JIS K6748:1995において低密度ポリエチレンとは密度0.910以上~0.930 未満のポリエチレンと定義されています。その分岐構造から結晶化があまり進まず、融点が低く柔らかい性質をもちます。

テフロン(PTFE)

=4F 弗素(ふっそ)樹脂のポリ四弗化エチレンの商標名。耐薬品性・耐水性・耐熱性にすぐれ、機械部品・電気絶縁材などのほか、フライパンやアイロンに用いられます。米国デュポン社が開発。

天然樹脂

植物体から得られる樹脂。松やに・琥珀(こはくなど。

同時5軸加工

従来は1種類の部品加工において旋盤とマシニングセンターを使い加工をしていましたが、複合旋盤を用いることにより1回の段取りで加工を完了することができます。つまり、工程集約による加工時間の短縮と、段取り変更による加工誤差がなくなり、加工精度の向上となります。