プラスチック専門用語集

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か行

回転成型

粉末状やペースト状のプラスチック原料を分割できる中空の金型に入れ金型を熱し回転させ遠心力により金型内部に付着膜を形成する成形方法です。大型のタンクなどの製造に適しています。

化石燃料

化石燃料とは、石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている再生産のできない有限性の燃料資源を指します。石油はプランクトンなどが高圧によって変化したもの、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化したもの、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものというのが定説です。

可塑性

固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。

環境ホルモン

環境ホルモンとは、正式名称を外因性内分泌撹乱化物質と言い、環境中にある化学物質が人や動物に対してホルモンのようにふるまう化学物質の総称的な呼称です。ダイオキシンやPCBなどが環境ホルモン作用を持つとされています。

ガイドピン

インジェクション製品を成型する、金型で雄型と雌型の位置を正しく定める為のピン

気泡

製品の内部に空気、水、ガスなどが含まれている現象です。表面からの冷却過程で樹脂の収縮により内部気泡ができることもあります。またアクリルなど透明のプラスチックを接着した場合気泡が出やすくなります。

キャスト成型

硬化剤を入れた液状モノマーをガラス板などで作った型に流し込み、重合完了後取り出して作る板状のプラスチック。 アクリル樹脂板が代表的です。

クリーンエネルギー

クリーンエネルギーとは、二酸化炭素や窒素酸化物などの環境有害物質の排出が相対的に少ないエネルギー源を指します。いわゆる自然エネルギーの水力、風力などのほか、化石燃料の中では有毒物質の発生が少ない天然ガスもクリーンエネルギーと呼ばれることがあります。

グリーン調達

グリーン調達とは、使用する部品や資材を選定・調達する際に、品質や価格、納期以外に環境配慮をその選択基準として追加することを指します。

ケイ素樹脂

ケイ素化合物を主成分とする合成樹脂。通常、高分子シリコーンを主成分とするシリコーン樹脂を意味する。化学以外の分野からは「シリコーン」「シリコン」の呼称でシリコーン樹脂を指すことがある。

公差

寸法のズレがどのくらいまで許せるかの差の事を言います。樹脂では種類や製品の大きさ、温度変化や、加工方法などによりにより異なりますが最小公差は、100分台です。

高密度ポリエチレン

高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene-HDPEまたはPE-HD)は、繰り返し単位のエチレンが分岐をほとんど持たず直鎖状に結合した、結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂です。他のポリエチレン(PE)と比較し硬い性質から硬質ポリエチレン、製法から中低圧法ポリエチレンとも呼ばれています。旧JIS K6748:1995において高密度ポリエチレンとは密度0.942以上のポリエチレンと定義されています。

合成樹脂

合成高分子化合物のうち、繊維およびゴムを除いたものの総称で最初に作られたときに天然樹脂に似ていたので合成樹脂とよばれました。プラスチックと呼ばれるものの大部分はこれで、熱に対する性質から、ポリ塩化ビニル・ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂と、フェノール樹脂・メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂とに大別されます。