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プラスチック専門用語集

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あ行

ISO14001

ISO14001とは、「アジェンダ21」を的確にフォローする目的でISO(国際標準化機構)が出したISO14000s(環境マネジメントシステム規格)の根幹を成し、環境マネジメントシステム(EMS)をどのように構築すればよいかを定めた仕様書で、1996年に発効されました。組織(企業・自治体など)に対して環境に負荷をかけない事業活動を継続して行うように求めた規格となっています。

ISO(国際標準化機構)

International Organization for Standardization (国際標準化機構)の略称で、1947年2月23日に発足し、本部はスイスのジュネーブにあり、200以上の審議会にて規格を考案し審議する機関で、会員は各国の代表的標準化団体で、1カ国1団体に限らています。日本では日本工業標準調査会(JISC)が会員になっています。

ISO9001

ISO9001は、製品(サービスを含む)を顧客へ提供する上で関連してくる、購買や資源・製造・作業者など、様々な要素を管理する仕組みを求めています。品質方針を策定する、必要な業務内容を文書化して明確にする、管理すべき内容をきちんと記録し管理する、運用している仕組みを定期的にチェックすることで見直す・・・など。管理する上で必要な要素が盛りだくさんの規格です。

アイゾット衝撃試験

試験片の一端を固定し、振子式ハンマーで衝撃破壊した時の吸収エネルギー量を測定する試験法。切込みを入れる場合(ノッチ付)と入れない場合があります。強靭性の尺度として用いています。

アウトサート

プラスチック製品に金属製ブッシュなどの部品を圧入し一体化させること。成形後、金型外で金属部品を挿入することから名づけられた和製用語です。

アスベスト

アスベストとは、天然で非常に細かい繊維状態にあるけい酸塩鉱物で、「石綿」とも呼ばれています。アスベストは、建築物の保温・断熱材として利用されていましたが、空気中に飛散するアスベストを吸い込むことで肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になることが明らかになりました。1975年に吹き付けアスベストは使用禁止、アスベスト含有保温材についても重量の1%以上含有するものについては製造が禁止されています。

圧空成型

真空成型は、基本的には真空成型と似ています。真空成型が空気を抜く真空状態での加工に対し、圧空成型は圧縮空気を利用し成型します。特徴としましては真空では引ききらない隅の部分までの成型出来ることです。真空のマイナスの圧力と比べて、空気を圧縮する方が圧力が高く得られるので可能なのです。

圧縮降伏硬さ

圧縮試験において材料に圧縮荷重を加えたときの(圧縮降伏点)硬をいいます。

アニール処理

残留応力を取り除くためや寸法安定性を向上させるため行う熱処理のことです。熱風方法と熱水方法があります。

アルキッド樹脂

アルキッドは、アルキド(alkyd)とも呼ばれ、ポリエステルに属する樹脂のグループである。アルキドの語は、ポリエステルのモノマーでlcohol(アルコール) + acid(酸)もしくは acid anhydride(酸無水物)に由来するとされます。

アンダーカット

アンダーカットとは、成形品を金型から取出すとき、そのままの状態では離型できない凸形状や凹形状のことをいいます。そのアンダーカット部にあたる金型の部分を離型できるように移動させる処理がアンダーカット処理です。アンダーカットが、成形品の外側にあるか内側にあるかで、アンダーカット処理の方法が異なります。

イモねじ

六角穴付き・すりわり付きの頭部のないねじで、ねじの先端部にて機械部品等の固定・位置決めに使用される止めねじで、先端の形状には、平先,、とがり先,棒先,くぼみ先,丸先などがあります。

インサートナット

樹脂加工において、ねじトルク値を高める為金属部品を補強します。
その部品を一般的にインサートナットと呼んでおります。インサートナットには、タップ加工のあとにねじ込む圧入式
熱を加える熱入式、また金型製品などではあらかじめ成型時に組み込む加工方法などもあります。 

ウエルドライン

成型時に樹脂の2つ以上の流れが完全に融合しないときに生じる接合部にできる線状のむらのことです。

ウレタンフォーム

ウレタンフォーム(慣用的にはポリウレタンフォームのポリを省略して呼びます)は、ポリオールとポリイソシアネートとを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合し樹脂化させながら発泡させたものです。

FRP樹脂

ガラス繊維強化プラスチック/強化プラスチック樹脂を繊維で補強したプラスチック浴槽、ビル屋上の水タンク、大型船艇、電気部品、化学プラント、自動車部品イス、カウンターなどがあります。FRPの浴槽が主流なのは、肌触り、衛生的、保温性、色彩・形状が自由に選択でき軽量で洗い場と浴槽が一体成形でき、水漏れを防ぐことができるからです。但し、衝撃にはやや弱く、研磨剤などで強くこすると傷がつくことがあります。

エラストマー

一般にゴム類のような弾性の顕著な高分子材料をいい、これに対しプラスチックのことを対比上プラストマー(plastomer)ということもあります。

塩化ビニール(PVC)

塩化ビニールの重合体で、熱可塑性樹脂として最も古く、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性、難燃性、耐候性に優れている可塑剤、安定剤などの添加配合によりSPVCとHPVCに分けられます。

エンジニアリングプラスチック(エンプラ)

機械的強度や耐熱性に優れ、主に高い性能の求められる工業用部品などに使われる樹脂価格も汎用樹脂に比べ相当高価になります。エンプラの定義はそれほど明確ではありませんが物性値としては、引張り強さで約500kg/c・以上、曲げ弾性率で20,000kg/c・以上 耐熱性00℃以上のものなどです。

エンドミル

外周面および端面に切れ刃がある柄のついたフライスです。おもに溝削りや狭い平面の仕上げにつかります。

AS樹脂

AS樹脂(えーえすじゅし、AS resin)とはアクリロニトリル (Acrylonitrile)、スチレン (Stylene) のコポリマー(共重合化合物)です。ASは原料の頭文字に由来します。ポリスチレンと同様、透明な非晶性のプラスチックでABS樹脂の様に剛性や耐衝撃性でポリスチレンよりも優れていますが、通常品は熱変形温度はポリスチレンと同程度です。

AQL

抜取検査で合格にしてよい工程平均の上限の値を言います。不良率(%)又は100単位当たりの欠点数で表します。AQLより良い品質の検査ロットは抜取検査において大きい確率で合格します。AQLのことを合格品質水準とも言います。

ABS樹脂

ABS樹脂とは、自動車、電気・電子機器等の外装に多く使用されているポリスチレン系樹脂のことを言います。
ABSという名称は、アクリロニトリル(A)、ブタジエン(B)、スチレン(S)の頭文字を取って命名されました。

押し出し成型

押出し成形とはプラスチックの原料を過熱して溶かし、断面を成形した金型を通して押出し、水や風で冷やして固める成形方法です。金型断面の形状に成形したものを継続して生成することができます。

か行

回転成型

粉末状やペースト状のプラスチック原料を分割できる中空の金型に入れ金型を熱し回転させ遠心力により金型内部に付着膜を形成する成形方法です。大型のタンクなどの製造に適しています。

化石燃料

化石燃料とは、石油、石炭、天然ガスなど地中に埋蔵されている再生産のできない有限性の燃料資源を指します。石油はプランクトンなどが高圧によって変化したもの、石炭は数百万年以上前の植物が地中に埋没して炭化したもの、天然ガスは古代の動植物が土中に堆積して生成されたものというのが定説です。

可塑性

固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。

環境ホルモン

環境ホルモンとは、正式名称を外因性内分泌撹乱化物質と言い、環境中にある化学物質が人や動物に対してホルモンのようにふるまう化学物質の総称的な呼称です。ダイオキシンやPCBなどが環境ホルモン作用を持つとされています。

ガイドピン

インジェクション製品を成型する、金型で雄型と雌型の位置を正しく定める為のピン

気泡

製品の内部に空気、水、ガスなどが含まれている現象です。表面からの冷却過程で樹脂の収縮により内部気泡ができることもあります。またアクリルなど透明のプラスチックを接着した場合気泡が出やすくなります。

キャスト成型

硬化剤を入れた液状モノマーをガラス板などで作った型に流し込み、重合完了後取り出して作る板状のプラスチック。 アクリル樹脂板が代表的です。

クリーンエネルギー

クリーンエネルギーとは、二酸化炭素や窒素酸化物などの環境有害物質の排出が相対的に少ないエネルギー源を指します。いわゆる自然エネルギーの水力、風力などのほか、化石燃料の中では有毒物質の発生が少ない天然ガスもクリーンエネルギーと呼ばれることがあります。

グリーン調達

グリーン調達とは、使用する部品や資材を選定・調達する際に、品質や価格、納期以外に環境配慮をその選択基準として追加することを指します。

ケイ素樹脂

ケイ素化合物を主成分とする合成樹脂。通常、高分子シリコーンを主成分とするシリコーン樹脂を意味する。化学以外の分野からは「シリコーン」「シリコン」の呼称でシリコーン樹脂を指すことがある。

公差

寸法のズレがどのくらいまで許せるかの差の事を言います。樹脂では種類や製品の大きさ、温度変化や、加工方法などによりにより異なりますが最小公差は、100分台です。

高密度ポリエチレン

高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene-HDPEまたはPE-HD)は、繰り返し単位のエチレンが分岐をほとんど持たず直鎖状に結合した、結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂です。他のポリエチレン(PE)と比較し硬い性質から硬質ポリエチレン、製法から中低圧法ポリエチレンとも呼ばれています。旧JIS K6748:1995において高密度ポリエチレンとは密度0.942以上のポリエチレンと定義されています。

合成樹脂

合成高分子化合物のうち、繊維およびゴムを除いたものの総称で最初に作られたときに天然樹脂に似ていたので合成樹脂とよばれました。プラスチックと呼ばれるものの大部分はこれで、熱に対する性質から、ポリ塩化ビニル・ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂と、フェノール樹脂・メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂とに大別されます。

さ行

試作

量産前に他の部品との勘合性などを、ためしに作ってみること。数量にもよりますが、量産時より価格が高くなります。

射出成型

プラスチックの原料を過熱して溶かし、金型の中に圧力をかけて注入し、冷やして固める成形方法です。
同じ製品を大量に製造する事ができます。

シリコーン

メチル基、フェニル基などの有機基のついたケイ素(Si)と酸素(○)とが化学結合で交互に連なってできたポリマーをシリコーンといいます。似た言葉としてシリコンがありますが、これはケイ素そのももを意味し暗灰色をした金属で、半導体に使用されるシリコンウェハーなどに応用されています。

真空成型

熱成形のうち最も広く普及している成形方法です。雌型または雄型のいずれか一方だけを用いてシートを金型に合わせた形状に成形する方法で熱可塑性樹脂のシートを加熱軟化させたのちすみやかに型とシートとの隙間を真空(減圧)にしシートを型に密着させて冷却後空気を吹き込んで成形品を取り出します。雄型を使う場合を雄型成形(ドレープフォーミング)雌型を使う場合を雌型成形(ストレートフォーミング)と言います。

真空注型

真空注型とは、FRPやシリコンゴムを金型の代わりに複製用の型として使用し真空中でその型に対して樹脂を流し込み、複製を製作する技術です。真空注型では真空漕の中で真空状態を作り出し型に樹脂を流し込むため型の隅々まで樹脂が行き渡り、気泡ができにくいというメリットがあります。出来上がる複製品は非常に精度が高く、金型に比べ短期間、低コストで複製品を製作することが可能です。

CO2(二酸化炭素)

CO2とは、常温常圧では無色、無臭の気体で、水に溶けて炭酸となり弱い酸性を示し動物の呼吸や、石油、石炭などの化石燃料の燃焼によって発生する気体を指します。地上から放出される熱を吸収する温室効果があり、その濃度が高まると地球温暖化を招く恐れが指摘され、地球温暖化の最大の原因物質として問題になっています。

重合接着

アクリル材を使用し素材の厚さ、長さなどをメーカーの規格以上のサイズにする接着方法です。特に厚さを増す場合は気泡を抜きにしなくてはなりません。水族館の水槽や実験装置の角層などに使用されています。

樹脂

樹脂には、天然樹脂とそれを模して作られた合成樹脂があります。天然樹脂はアカマツやカラマツなどの樹木から分泌する粘度の高い液体でそれが空気に触れ酸化して固まったものです。合成樹脂とは、合成高分子化合物のなかでプラスチックとして使用されているものの総称です。フェノール樹脂の原料は水飴状で外観と性状が天然樹脂に似ていたことから最初日本では、これを『合成樹脂』と呼びました。

スーパーエンジニアリングプラスチック

合成樹脂(プラスチック素材・熱可塑性樹脂)のなかで、所定の目的に添った機能(主に耐熱性)を強化してある素材です。一般的に耐熱温度は150℃以上で長期間使用できる性質が強くまた溶剤に対して高い耐性を持つ素材です。

石油樹脂

ナフサを分解した際の炭素数の多い不飽和化合物を重合したもので、C留分を原料とする脂肪族系とC留分を原料とする芳香族系とがあります。松やにの代替品として塗料用をはじめ紙サイズ剤、ゴムや印刷インキの粘着増進剤等に使用されます。固体。

接着

2つの部材をつなぎ合わせる加工方法です。樹脂用の接着剤を使用し素材同士を溶かして接続加工します。
塩ビ系素材には、テトラヒドロフラン、アクリル系素材には、メチレン系の接着剤を使用します。

セラミックス【ceramics】

成形し焼成して得られる無機物質からなる製品。陶磁器・ガラスなどの窯業製品の総称です。最近は炭化物や窒化物などの耐火性物質も作られ、ファインセラミックスとよばれています。

 

セルロイド

象牙でつくられていたビリヤードの紅白玉の代替品として発明され、加熱すると軟らかくなり、どのような形にもできることから、おもちゃ、人形、写真・映画のフィルムなどが開発されました。しかし、爆薬の原料ニトロセルロースと樟脳の混合物であるセルロイドは燃えやすい性質から、フィルムなど自然発火することもあり、今では一部の用途(卓球ボールや眼鏡のフレームなど)の使用のみとなっています。

旋盤加工

工作物を主軸に固定して回転させ、往復台上にある刃物を前後左右に動かし工作物を軸対称状に切削する工作機械です。円すい、球体形の製品を加工する際使用します。

た行

耐候性

プラスチックが屋外で使用される場合の日光、風雨、暑さ、寒さなど天候条件に対する耐性の事

タンカル

炭酸カルシウム(CaCO3)の略 石灰石や牡蠣殻などを粉砕したものでプラスチック原料の物性改良剤として使われています。電子レンジで使用する容器の原料に添加されています。

ダイオキシン

ダイオキシンとは、有機塩素化合物の一種であるポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)の略称です。特に250~400℃の比較的低温で、有機塩素を含むプラスチックを不完全燃焼すると発生しやすく、毒性が強く自然界で分解しにくいといった特徴があります。1990年に厚生省により「ダイオキシン類発生防止等ガイドライン」がまとめられました。

ダイフロン(3F)

=PCTFE (ポリクロロ・トリフルオロ・エチレン)射出 ・押出 ・圧縮の各成形により、任意の形状の製品に加工出来、機械的性質等は、4F(PTFE)によく似ているフッ素樹脂の一つです。3F(ダイフロン)の最大の特長は、優れた耐薬品特性で、その他に高い引張り強さ ・耐熱性 ・透明性も併せ持っている為、化学工場の液面形 ・液体導入パイプ ・腐食性薬品の導管等の用途に利用されています。

超音波溶着

超音波エネルギーを発生させ、振動を対象素材に伝えることで強力な摩擦熱を発生させることで溶着させる加工です。

20キロヘルツ以上の周波数を誇るため、独特な高周波音が発生します。

超高分子量ポリエチレン

超高分子量ポリエチレン(Ultra High Molecular Weight Polyethylene-UHPEまたはUHMWPE)は、通常2~30万の分子量を100~700万まで高めたポリエチレンです。熱可塑性樹脂に分類される合成樹脂であり、スーパーエンジニアリングプラスチックのひとつとみなされています。

低密度ポリエチレン

低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene-LDPEまたはPE-LD)は、繰り返し単位のエチレンがランダムに分岐を持って結合した、結晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。他のポリエチレンと比較し軟らかい性質から軟質ポリエチレン、製法から高圧法ポリエチレンとも呼ばれます。旧JIS K6748:1995において低密度ポリエチレンとは密度0.910以上~0.930 未満のポリエチレンと定義されています。その分岐構造から結晶化があまり進まず、融点が低く柔らかい性質をもちます。

テフロン(PTFE)

=4F 弗素(ふっそ)樹脂のポリ四弗化エチレンの商標名。耐薬品性・耐水性・耐熱性にすぐれ、機械部品・電気絶縁材などのほか、フライパンやアイロンに用いられます。米国デュポン社が開発。

天然樹脂

植物体から得られる樹脂。松やに・琥珀(こはくなど。

同時5軸加工

従来は1種類の部品加工において旋盤とマシニングセンターを使い加工をしていましたが、複合旋盤を用いることにより1回の段取りで加工を完了することができます。つまり、工程集約による加工時間の短縮と、段取り変更による加工誤差がなくなり、加工精度の向上となります。

な行

ナイロン

ポリアミド合成繊維の種類です。種類としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロンMXD6などがあり、これらの数字は、合成原料の炭素原子の数に由来します。

ナイロン11

ナイロン11はウンデカンラクタムを開環重縮合したポリアミドで略号はPA11です。融点187℃、ガラス遷移点37℃、比重1.04である。ナイロン6及び66に比べて融点(187℃)、吸水性が低く、耐寒衝撃性に優れています。

ナイロン12

ナイロン12はラウリルラクタムを開環重縮合したポリアミドで略号はPA12です。融点176℃、ガラス遷移点50℃、比重1.02で、ナイロン6及び66に比べて融点、吸水性が低く、耐寒衝撃性に優れています。ポリアミドの中では最も低密度です。

ナイロン6

ナイロン6はカプロラクタムを開環重縮合したポリアミドで略号はPA6です。融点225℃、ガラス遷移点48℃、比重1.14です。

熱伝導率

物質内で熱が伝わる速度を示す熱的特性値の一つで、単位時間、単位厚さ、単位温度あたりの熱量で表し、主にkcal/mhr℃が用いられています。測定法には JIS A 1412 (平板比較法)、JIS A 1414 (平板直接法) があります。熱伝導率は、温度、圧力によって変化します。

ナフサ

原油からガソリンや灯油などの石油製品を作ることを石油の精製(せいせい)といいます。原油を蒸留(じょうりゅう)すると、最初に出てくるものがナフサです。このナフサをさらに精製してガソリンを作ります。そのため、ナフサのことを粗製(そせい)ガソリンともいいます。ナフサはプラスチック、化学繊維(かがくせんい)、合成洗剤(ごうせいせんざい)などの原料として使われます。

難燃

ライターなどで火をつけた時、火(炎)の中では燃えるが火を放すとすぐ火が消える特性ももつこと。
自己消化性(自消性)

難燃剤

多くのプラスチックは有機化合物のため、燃えやすいので、難燃性を高めるために難燃剤(ハロゲン化合物と酸化アンチモンの併用など)を添加しています。塩化ビニル樹脂(PVC)など分子中に56%の塩素を含んでいるため、火が着いても自己消化性があります。しかし有害な塩酸ガスを多く含んだ煙が出てしまうためフェロセン(ジシクロペンタジェニル鉄)や酸化モリブデンなどを添加して発煙を防止しています。

熱可塑性エラストマー(TPE)

ゴムとプラスチックの両方の特性を有し、プラスチックと同じ成形加工性を有し、しかもゴム状弾性を具備した高分子材料をいいます。プラスチックと同じく再利用もでき、加硫ゴムに類似した特性をもっています。常温では加硫ゴムと同じ性質を示し、高温では可塑化されて一般の射出成形機で成形ができます。代表的な熱可塑性エラストマーとして 1、スチレンブタジエン系(TPS) 2、オレフィン系(TPO) 3、ポリエステル系(TPEE) 4、ポリウレタン系(TPU) の4大TPEと呼ばれるものや 5、塩化ビニル系(TPVC) 6、ポリアミド系(TPEA) 7、フッ素ゴム系 などがあります。

熱可塑性樹脂

加熱すると、軟化して加工できるようになり、冷やすと固化する樹脂をいいます。熱可塑性樹脂は線状構造であるため、加熱すると軟化し、冷却すると固化し、これをくりかえすことができます。熱硬化性とちがい不良成形品の再利用化ができます。

熱硬化性

加熱すると硬化し、温度を下げても元の状態に戻らない非可逆的変化の性質。プラスチックなどの示す性質の一。

熱硬化性樹脂

加熱すると、軟化して加工できるようになるが、そのまま加熱を続けると、化学反応を起こして硬化する樹脂をいいます。熱硬化性樹脂は比較的低分子の物質が加熱により高分子量の3次元架橋構造(網状構造)となるもので、一度硬化したあとは加熱しても再び軟化することができません。

熱成型

シートを加熱して軟化させ、軟らかい間に形をととのえ冷却して成形品を作ることをいいます。最もよく使用される方法は熱可塑性樹脂を使用した、真空成形や圧空成形(圧縮空気圧成形)なとがあります。

熱変形温度(荷重たわみ温度)

樹脂を一定の荷重下に一定速度で温度の上昇をさせたときに所定の変形を示す温度。現在は間違った解釈が行われ易いため、荷重たわみ温度に改められました。

は行

汎用プラスチック

樹脂価格が比較的安く加工もしやすい熱可塑性プラスチック素材です。

熱変形温度100℃未満、引っ張り強さ500kgf/c㎡未満、耐衝撃5kgf.cm/cm未満の特性を持つ熱可塑性樹脂。

バイオマス

バイオマスとは、もともとは生物学的な用語であり生物量を指すが、近年では生物資源の意味で使われることが多く
「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」と定義されています(バイオマス・ニッポン総合戦略)。
動物のふん尿や廃植物油、薪などが該当し、地球温暖化の防止などに役立ち環境調和型の「新エネルギー」として注目されています。

バイオマスプラスチック

バイオマスとは、生物由来の有機性資源のことです。バイオマスは、食料や飼料、建築資材、家具など様々な分野で利用されていますが、石炭や石油などの化石資源とは違って持続的に利用できる資源であることから、廃棄物(廃棄物系バイオマス)や、これまで利用されていなかったもの(未利用バイオマス)の利用が期待されています。また、食用ではなくエネルギーや工業原料として利用するための作物(資源作物)も注目されています。

パッキン

気密性を保つための詰め物。パッキングとも言います。材料としては天然ゴム、人造ゴム、皮革、プラスチック、木綿、アスベスト、ガラス繊維、紙、木材などの非剛体物質がおもに使用されます。

パーティングライン

パーティングラインとは、インジェクション製品の金型で雌型と雄型の分割面によって製品にでる線です。

光造形

光造形とは、液状の紫外線硬化樹脂(紫外線に反応し、硬化する液体)を光造形装置の紫外線レーザーを使用して硬化させ、積層することで3Dのデーターと寸分違わぬ精密な立体物を、短時間で作成する技術です。

ひけ

プラスチック原料の収縮により成形品の表面にくぼみが出る状態です。
肉厚の厚い部分が特に“ひけ”やすくなります。

PCB(ポリクロロビフェニル)

PCBとは、PolyChlorinated Biphenyl(ポリクロロビフェニル)の略語で、ビフェニルに塩素が置換した化合物の総称を言います。耐熱性、絶縁性に優れていることから、1950年代の開発以降、産業機械油として変圧器屋コンデンサー、塗料、インクとして幅広く利用されていまいたが、1968年のカネミ油症事件によって人体への悪影響が大きな社会問題になり、1974年には製造・輸入・使用が禁止になっています。

ファイン‐セラミックス【fine ceramics】

高純度の原料から作る、高性能のセラミックス製品。耐熱・耐摩耗・耐食性などにすぐれ電気絶縁性・導電性など
特殊な性質を示すものもあるニューセラミックス。

フェノール樹脂

フェノールとホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて植物以外の原料より、人工的に合成されたプラスチックです。硬化させた樹脂は、3次元的な網目構造を持ちます。

複合旋盤

強力旋削とミーリング加工の両性能を融合し、素材から完品まで一貫した複合加工が行える新世代複合加工機です。

旋削およびミーリング加工・複合加工をワンチャッキングで行へ、加工精度を向上、ジグや搬送経費を削減、段取り替え時間を削減リードタイムを短縮するなど生産効率の大幅向上を実現します。

不飽和ポリエステル樹脂

不飽和ポリエステル樹脂は、軽く、強く、腐食しない特性により、主に強化プラスチック(FRP)の マトリックスとして、家庭用品、家電製品、自動車部品、海洋開発まで多彩な分野に使用されています。

 

ブローチ加工

ブローチ加工とは一般的に油圧、又はボールねじ構造により刃物を引き抜く事で加工する加工方法のことです。主に内径の形状加工をするものですが、応用次第でいろいろな加工が行えます。下記、一般的なブローチ加工です。 
 ・ キー溝
 ・ INVスプライン   
 ・ 丸ブローチ     
 ・ 角スプライン  
 ・ セレーション

プラスチック

プラスチックとはギリシャ語のプラスチコス(成型する、形づくる)を語源として、形を作りやすい性質をもっているところから「可塑性の」という意味の英語Plasticから命名されました。色々な形に成型できる粘土、あるいは熱をかけると溶けるガラスや金属は可塑性物質には違いませんが、現在では有機化合物でしかも合成でつくられるものをプラスチックと呼んでいます。

プラスチックの歴史

プラスチックの歴史は1868年ハイアット(米)によって発明されたセルロイドに始まりますが、本当の意味の合成樹脂は1907年ベークランド(米)の発明したベークライト、1921年ボラック(独)の発明したユリア樹脂が最初です。そして1933年ルノール(仏)によって塩化ビニル樹脂が発明された頃からプラスチックが飛躍的な発展を示すようになり、その後は石油化学工業の発達に伴い現在のプラスチック時代となりました。

ペットボトルフレーク

ペットボトルフレークとは、分別収集されたペットボトルを異物除去して粉砕、洗浄、乾燥させたものです。大きさは約8ミリ~10ミリ程度の小片です。再商品化利用事業者に渡され、様々な再生商品が作られます。

ペレット

ペレットとは「小さな球」という意味であり、環境の分野では、いくつかの意味で使われています。プラスチック製品の原料となる、直径数ミリ程度の粒を「プラスチック・レジン・ペレット」または「レジンペレット」という。また生ごみやペットボトルなどの廃プラスチック、古紙などの可燃性のごみを粉砕・乾燥して、生石灰を混ぜて圧縮・固化して円筒形に成型されたペレットが専用の施設に移送され発電用燃料として用いられています。

ボール盤

ボール盤(Drilling machine、Drill press)は、おもにドリルを使って穴あけ加工をする工作機械です。ドリル(drill)は、ボール盤の主軸に取り付けられ、回転しながら工作物に切り込んで穴をあける工具です。ボール盤には、工作台の上に載せて使う卓上ボール盤、床に接地する直立ボール盤、ヘッド部分が水平に動くラジアルボール盤があります。特殊なものとしては、小径ドリル専用の高速ボール盤やタップ(雌ねじ)加工専用のタッピングマシン、大量の穴を一度に加工する多軸ヘッドボール盤などもあります。

ポリアセタール(POM)

POMとは、PolyAcetal(ポリアセタール)の略語であり、エンジニアリングプラスチックです。比較的強度があり、優れた弾性、耐熱性、耐寒性も持ち、カム、クリップ各種、AV機器・プリンター等の電気機器の部品等に使用されています。

ポリアミド(PA)

プラスチックのひとつで、多数のモノマーが結合してできたポリマーです。PAの特性として機械特性が良く、引張り、圧縮、曲げ、衝撃に強いことが挙げられますが吸水すると膨張して寸法が変化してしまうことが問題点です。年では、電子部品・自動車部品に多く使用されています。

ポリエチレン・テレフタレート(PET)

PETとは、Polyethylene Terephthalate(ポリエチレン・テレフタレート)の略語で、石油を原料とするプラスチックです。軽い、衛生的などの特徴があり、ペットボトルのほか、フィルム・衣料用の繊維などに利用されています。

ポリエチレン(PE)

PEとは、PolyEthylene(ポリエチレン)の略語で、プラスチック樹脂の中で広く使用されている樹脂の一つです。加工性が高く、薬品に強く、丈夫などの点から一般のビニール袋やラップ、梱包資材など多くの製品の原料に利用されています。熱可塑性樹脂であり熱に溶けやすいことからリサイクルしやすい樹脂です。焼却による塩素ガスの発生もほとんどありません。

ポリ塩化ビニリデン(PVDC)

PVDCとは、Poly vinylidene chlorideの略称で、ビニリデン基を重合させた非晶性の熱可塑性樹脂に属する合成樹脂です。酸素と水分に対してバリア性があることが特徴で家庭用のラップやソーセージ等の包装フィルムに塗布して食品保存用包装材料などに使用されています。

ポリ塩化ビニール(PVC)

PVCとは、PolyVinyl Chloride(ポリ塩化ビニール)の略語で汎用プラスチックの一つです。着色性、耐候性、耐薬品性に優れていますが、耐熱性が低いことが問題点です。パイプ、人工皮革、壁紙など幅広く使用されています。

ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)

連続使用温度は250℃であり、耐薬品性、耐摩擦摩耗性、機械加工等において非常にバランスのとれた熱可塑性スーパーエンジニアリングプラスチックです。

ポリカボネード(PC)

PCとは、PolyCarbonate(ポリカーボネート)の略語であり、プラスチックのひとつで、ビスフェノールAと塩化カルボニル(もしくはジフェニルカーボネート)を原料として生産されています。ポリカーボ、ポリカと呼ばれる事もあります。
衝撃や温度変化に強いという特徴があり、家電製品や自動車などの部品など、幅広く使用されています。

ポリクロロ・トリフルオロ・エチレン(PCTFE)

=3F(ダイフロン) 射出 ・押出 ・圧縮の各成形により、任意の形状の製品に加工出来、機械的性質等は、4F(PTFE)によく似ているフッ素樹脂の一つです。3F(ダイフロン)の最大の特長は、優れた耐薬品特性で、その他に高い引張り強さ ・耐熱性 ・透明性も併せ持っている為、化学工場の液面形 ・液体導入パイプ ・腐食性薬品の導管等の用途に利用されています。

ポリスチレン(PS)

PSとは、 PolyStyrene(ポリスチレン)の略語で、汎用されるプラスチックスの一つです。透明な汎用ポリスチレン(GPPS)と耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)に分けられます。PSの特徴として、耐水・耐薬品性に優れていますが、熱に弱く、衝撃耐久性が低いことが問題です。コップ、容器などの食品包装材料やおもちゃ、家電製品等広く利用されています。

ポリビニリデンフルオライド(PVDF)

=フッ化ビリデン樹脂(PVDF) フッ素系樹脂としての優れた性能と汎用樹脂並みの成型加工性をもつバランスのとれたエンジニアリングプラスチックです。耐薬品性と耐候性に優れており、リチウムイオン電池用バインダーなどの電子材料、釣り糸、各種弦楽器の弦、電解用バルブやライニングとさまざまな分野で使用されています。

ポリビニルアルコール

polyvinyl alcohol, PVA は合成樹脂の一種で、親水性が非常に強く、温水に可溶という特徴を持ちます。 別名をポバールとも呼ばれる。接着剤や、バインダー(いわゆる「つなぎ」)として利用されるほか、その強い親水性を生かして界面活性剤としても利用されています。

ポリブデン(PB)

ポリブテン(PB)は、ポリエチレンや、ポリプロピレンと同じポリオレフィン系の樹脂です。側鎖に大きなエチル基をもつラセン構造をしています。耐熱クリープ特性、耐ストレスクラック性、超高分子でも柔軟性に優れています。

ポリプロピレン(PP)

PPとは、PolyPropylene(ポリプロピレン)の略語であり、ポリエチレンと同様にプラスチック樹脂の中で広く使用されている樹脂の一つです。汎用性プラスチックの中では最も軽く、ポリエチレンよりも耐熱性が高いです。電化製品の筐体や梱包用バンド、食品容器等広く利用されています。可塑性樹脂であり熱に溶けることからリサイクルしやすい樹脂です。焼却による塩素ガスの発生もほとんどありません。

ま行

マイカ

=雲母
弾力に富む六角板状のアルミニウムなどのけい酸化合物で簡単に薄片になる熱硬化性プラスチックの充填剤となります。

マシンニング

NC(マシンニング)とはNumerical Controlの略で、Numerical=数の Control=制御が直訳になります。

CADで制作した3Dデーターから数値プログラムを制作し、そのプログラムを利用して、 切削用の工作機械で座標位置を制御しながら3次元的に立体物を短時間で製作することができます。

メタクリル樹脂

=ポリメタクリル酸メチル。アクリル樹脂の一種であり、1934年ごろからドイツで工業生産され、日本は38年(昭和13)ごろから生産を開始し、第二次世界大戦中は航空機の風防ガラスとして使用されました。この樹脂はポリスチレンとともにもっとも透明度が高く、ポリスチレンよりじょうぶなので板状の有機ガラスとしての多用途ですが、表面が軟らかく傷がつきやすい欠点があります。

メラミン樹脂

アミノ樹脂に属する熱硬化性樹脂でメラミンとホルムアルデヒドとの重縮合により製造される合成樹脂であるメラミンホルムアルデヒド樹脂とも言います。

モノマー

単量体ナフサより分離されたエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼンなど単量体であるエチレンを重合すると重合体ポリエチレンとなります。

や行

ユリア樹脂

尿素とホルムアルデヒドとを縮合させて得られる熱硬化性樹脂です。無色透明のため美しく彩色出来るが、水に弱い。
ユリア樹脂の特徴は安価なことと、着色が自由なことで、雑貨品としての用途が多く、日本では年間約14万トン(2002)生産されています。

UL規格

Underwriter's Laboratolies Incorporatedの略で、アメリカ合衆国の民間団体です。主な仕事は世の中にある材料や製品、機器、システムが人々に危険を与えるか調査、研究、試験を行い、その製品の安全規格を作成したり、それらの情報を一般的に公開しています。また、規格に適合した機器にその旨ラベルで表示したり、証明書の発行を行っています。

溶接

二つの部材の接合部を高熱で溶かして継ぎ合わせる加工方法です。樹脂の場合、溶接棒と部品を溶かして継ぎ合わせるあわせます。

溶着

樹脂用の接着剤を使用し素材同士を溶かして接続加工します。塩ビ系素材には、テトラヒドロフラン、アクリル系素材には、メチレン系の接着剤を使用します。

ら行

ライニング加工

貯蔵タンクやシリンダなどの素地表面または内面に耐食、耐摩などを目的として内貼りを施すことをライニング加工といいます。

ラビットプロトタイピング

ラピッドプロトタイピングとは、CAD/CAM方式によりラピッド(迅速)にプロトタイプ(試作品)を製造する技術のことであり、3次元複雑形状の造形・少量多品種生産・開発コスト削減と時間短縮を図ります。一般的なラピッドプロトタイピングには、光造形法、粉末焼結法、薄膜積層法、インクジェット法、溶融樹脂押し出し法などがあり、それぞれ光硬化性樹脂、金属粉末やセラミック粉末、シート、ワックスや樹脂などを材料として使用します。

六価クロム

六価クロムとは、無水クロム酸、クロム酸塩、重クロム酸塩等の総称を指します。金属表面処理のクロムメッキ・クロメート処理、皮なめし捺染、写真、顔料工場等で広く用いられてきました。主に職業性の経気道曝露により人にクロム潰瘍、鼻中隔穿孔、感作性皮膚炎、肺がんなどを引き起こすことが知られ1976年六価クロムによる土壌汚染問題やその他の環境汚染がきっかけとなって廃掃法の改正が行われ有害物質の一つとして規定されています。

ロックウール

ロックウールとは、人工の繊維であり、非晶質(ガラス質)で単繊維の平均径は通常3~5μm程のものを指します。鉄筋構造物の耐火被覆剤や防音断熱用材として使用され、繊維とセメント・水を混合し吹き付けて鉄骨を覆ったり内外壁などの壁間に充填する工事用材として使用され繊維とセメントや水を混合し吹き付けて鉄筋を覆ったり内外壁などの壁間に充填する工事用材として使用されます。

ロット

等しい条件下で生産され、又は生産されたと思われる品物の集まりの事。生産時のロットを生産ロット、検査の対象となるロットを検査ロットなどといいます。

わ行

割型(スプリットモールド)

成形品を取り出すために、分割面をもった金型をいいます。射出成形用金型では、成形品にアンダカットがあるために、さらに金型を分割しなければならないようなものを、とくに割型と呼んでいます。

ワンウェイ容器

ワンウェイ容器とは、ペットボトル、スチール缶、アルミ缶など一度使用しただけで、廃棄しなければならない容器包装を指します。商品の多様化に従って、ワンウェイ容器は増加傾向にあり、それに伴い容器包装廃棄物量が増大しています。

英数

CAD

CADとは、一般的に作業者がコンピュータの画面上で設計、モデリングをするために用いられるものです。一般的に設計分野、デザイン分野等で多く使用されていますが、その活用範囲は無限といっていいほど幅が広がっています。私たちが生活をする上で身の回りにある車、自動車、テレビ、洗濯機etc、、、など普段からよく目にするものは、CADをベースに製品化されています。あらゆる製造分野でのコストダウン・スピードアップ化においても、いまやCADはなくてはならない存在となっております。

CAM

Computer Aided Manufacturing「コンピュータ支援による製造(生産)」という意味です。CADで作成し3DデータをNCマシン等で実際の製品を製作するために必要な加工データを作成NCマシンによりモデル加工を行います。当社の熟練したNCマシニング技術者により、ミリ単位の精密な加工が可能です。

MSDS

MSDSはMaterial Safety Data Sheetの略称で、「製品安全データシート(日本化学工業協会(日化協))」、「化学物質安全性データシート(通産省、厚生省)」、「化学物質等安全データシート(労働省)」などと呼ばれています。

NC旋盤

NC旋盤のNCは、「Numerical Control Lathe」の略で、「数値制御」という意味です。また旋盤とは、ろくろのように回転している対象物に工具を当て、円状や円筒状に部品を加工したり、切削加工を施したりする工作機械のことをいいます。NC(数値制御)加工は、工作機械の制御を数値情報入力し、工具の位置、主軸の回転、対象物の位置制御をプログラミング。NC旋盤は入力されたプログラムに沿って、ワークを加工していきます。

RoHS(ローズ)

RoHSとは、Restriction of the Use of CertainHazardous Substances in Electrical and Electronic Equipmentの略称です。家電・電子機器に含まれる特定有害物質の使用を制限することにより、環境や健康に及ぼす危険を最小化することを目的としています。EU(欧州連合)では、2006年7月1日に施行され、家電・電子機器に含まれる特定有害物質のうち規制対象となっているものは,Pb(鉛),Cd(カドミウム),Cr6+(6価クロム),Hg(水銀),PBB(ポリブロモビフェニル),PBDE(ポリブロモジフェニルエーテル)の 6物質です。

UL

Underwriter's Laboratolies Incorporatedの略で、アメリカ合衆国の民間団体です。主な仕事は世の中にある材料や製品、機器、システムが人々に危険を与えるか調査、研究、試験を行い、その製品の安全規格を作成したり、それらの情報を一般的に公開しています。また、規格に適合した機器にその旨ラベルで表示したり、証明書の発行を行っています。